私は昔から本を読むことが大好きでした。今でも月に数冊は本屋で買ったり、ネットで買ったりして読んでいます。自己啓発系の本が多く、家の本棚にはたくさんの本がズラッと並んでいます。
たくさんの本の中でも、私が最も感銘を受け、自分の人生を変えた本を紹介しようと思います。
それは、ロビン・シャーマの「3週間続ければ一生が変わる」という本です。2006年に出版された本で、私は10年前くらいに出会いました。10年前に買った本なのですが、この本を心から自分の聖書だと感じるようになったのは、ここ数年の地獄の日々を過ごしていた辺りからです。
病気の影響もあったのだ今では思うのですが、体調を崩すなどしてなかなか物事が長続きしませんでした。成長するために本を読んで勉強しているのに、なぜ自分は元気な状態を長続きさせることができないのか。悩んでいました。
今考えると、「無理を続けることを頑張り続けていたから」ではないかと思います。全力投球を続けることが、大切なこと。全力で走り続けることができなければ、負け。以前の私は、そんな考え方をしていたように思います。
しかし、そうではなかった。
無理することを続けるのではない。
自分自身を知り、自分はどう生きる必要があるかをよく考え、それを理解し、自分の進むべき道を着実に歩んでいくこと。そういった生き方を続けていくことが大切なのだということ。
ロビン・シャーマは、人生をより良いものにするための具体的な方法を「あなたを変える101の英知」として、分かりやすく教えてくれています。良い人生を歩むためには、自分を律することが大切だと述べている。ただボーッと生きている人生から、自分が人のためにどう生きたらよいか、自分が世の中にどのような形で良い影響を与えることができるか考えること。また、理想の自分になるための行動を習慣付けることが大切だと述べています。
そして、良い習慣を身につけることについてこう述べています。
「ロケットが発射直後の2、3分で使う燃料は、その後に飛ぶ50万マイル以上の距離で消費するより多いのとおなじで、最初の21日を乗りきれば、あらたな習慣を身につけてすすむのは、想像していたよりはるかに楽なことに気づくでしょう」
以前の私は、自分にとって無理し続けることを習慣づけようとしていた。そして、何度も倒れた。
しかし、今は、本当に自分が進みたい道をまっすぐ歩むために自分を律することを習慣づけることができたように思います。
私がロビン・シャーマの教えてくれていた意味を本当に理解でき、自分のものにすることができたのは、「3週間続ければ一生が変わる」を買ってから、何年も経ってからでした。