「うつ」と共に生きるナースマン🌸はなまるの『健康で幸せに生きる方法🌈』心と身体の健康を一緒に保ちませんか☺✨

うつ(双極性障害2型)で苦しみ、精神科での勤務経験もある30代の男性看護師です。双極性障害の当事者団体でも活動しています。病気をしっかりコントロールして心も身体も健康に保ち、幸せになるためにはどう生きたら良いかを考え続けています。実際にやってみて効果があったこと、今考えていること、学んでいること、BOOKレビューなどを紹介していこうと思います。ようやくできました…ダンコたる決意ってのが👍

「全力で生きる」を子どもから学んでみた。

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2年前くらいまで私は全力で生きていた。しかし今の私も全力で生きている。では、2年前までの私と今の私はどう違うのか。違いは、全力の出し方。2年までまでの私は、常に全力投球だった。日中仕事を全力投球し、仕事から帰ってからも自宅で勉強を全力投球。休みの日も自己成長しなければと勉強したりトレーニングしたりと全力投球。それが正しいと思っていたし、それが「全力で生きる」の本当の意味だと思っていたし、それができなければ自分ではないとさえ思っていた。「全力で生きる」ことは、私の中の美学だったのだ。

しかし、今まで何度もお伝えした通り、2年前までの私はうつになり休職・転職を繰り返した。休職中も休んでばかりではいけないから、何かできる事をしなければならないと思って家事や本を読んだりして過ごした。とにかく、いつも何か意味あることをしていなければダメなんだという強迫観念にも似た感覚で生きてきたように思う。

今までの「全力で生きる私」でいられなくなってから、これからどういうスタイルで生きていったら良いか迷った。周りの人達は、「考え過ぎずに肩の力を抜いて生きたらいいんよ」などとアドバイスをするし、メンタルクリニックの主治医は「今まであなたの100%の生き方はやめて、70%、いや50%くらいで生きるようにした方がいいよ」などと言う。簡単なようだが、今までそんな生き方をしたことのない私はそれはなかなか理解できないし、難易度の高いことなのだ。みなさんはなんて生きにくい奴なんだと笑うだろう。しかし、私は本気で悩んだのだ。

私の尊敬する精神科医の樺沢紫苑先生は、「上手な生き方をするには、緩急をつけることが大切」と話されている。

「緩急をつけた生きた」の手本は私にとって身近なところにいた。それは、私の子ども。日中は学校で全力で勉強し、夕方は友達と全力で遊び、夜は21時になったら布団に入り、5~10分すれば寝てしまい、少し触ったくらいでは起きない。まさに全力で寝ているのだ。妻が「子どもはいつも一生懸命なんよ」と言っていた。やるときはやり、休む時は休む。

子どもの生き方はまさに究極の緩急のつけた生き方のように私は思う。勉強するときは勉強し、遊ぶときは遊び、寝るときは寝る。素晴らしい。2年前までの私は、仕事する時は仕事をし、遊ぶときも仕事や勉強し、寝るときも仕事や勉強していた。

また、樺沢先生は、「無理をし過ぎてメンタル疾患になる人は、自己洞察能力が低い」とも指摘されている。自己洞察能力とは、簡単に言えば、自分の体調や心の状態をどれだけ理解できているかという能力である。私は双極性2型障害の診断がついている。発症理由が無理をし過ぎたことだけが原因ではないと思うが、無理をし過ぎたことで、何度もうつになったことを考えれば、無理のし過ぎは病気を悪化させた大きな原因となっているのは間違いないと思う。そういう意味で言えば、私も自己洞察能力が著しく低かったのだろう。常に自分の心、そして身体の状態を正しく判断しながら、「今は少し元気だから多少頑張ってもいいだろう」とか「今は疲れが溜まっているから休んだ方がいいな」などと冷静に判断していくことが大切なんだろうと思う。

「全力で生きる」ことは、仕事や勉強をし続けなければならない、いつも何かをしていなければならないということではない。「全力で生きる」の正しい解釈は、仕事や勉強などをやるときは集中してやり、遊ぶときは遊び、休む時は休むという緩急をつけて生きること。そして、自分の心と身体の状態を常に観察して、状態の程度に応じてエネルギーをどの程度出していいのかを適切に判断しながら生きることなのだろうと考える。

メンタル疾患になった人は、もう「全力で生きる」ことができないのではなく、「全力で生きる」の正しい理解ができていれば、健常者と同じように「全力で生きる」ことができると思うのだ。