「うつ」と共に生きるナースマン💮はなまるの『健康で幸せに生きる方法🌈』心と身体の健康を一緒に保ちませんか☺✨

うつ(双極性障害2型)で苦しみ、精神科での勤務経験もある30代の男性看護師です。双極性障害の当事者団体でも活動しています。病気をしっかりコントロールして心も身体も健康に保ち、幸せになるためにはどう生きたら良いかを考え続けています。実際にやってみて効果があったこと、今考えていること、学んでいること、BOOKレビューなどを紹介していこうと思います♪

薬を飲んでいる自分を受け入れ、コントロールすることの難しさ。

f:id:hanamaru00kun:20200718200652p:plain


精神科で処方される薬についてお話したいと思います。私は看護師ですが、薬剤師ではないので、薬についてのそこまで深い知識は持ち合わせていません。今回は、薬を飲んでみて、患者としての私が感じたことを書きたいと思います。

私が初めてうつ症状でメンタルクリニックを受診したのが、27歳頃だった思います。その時には、今の診断名の「双極性障害」ではなく、ただの「うつ」の診断でした。そのため、抗うつ薬を処方されました。たしか「レメロン」という薬だったと思います。抗うつ薬の効果が得られるようになるのは、1~2週間程度かかるとのことだったので、飲み始めて数日は特に変化はなかったように思います。しかし、しばらくして、うつとは真逆の超ハイテンションになってしまったのです。なんとなくいつもお酒に酔っているような感覚でした。そのため、普段なら自制が効いて、言わないような事を言ってしまったり、普段しないような事をしてしまったりすることがありました。当の本人は、元気になって良かったくらいにしか思っていないので、ハイテンションの自分が本当の自分だという思ってしまっており、その時の感情のままの言動をしてしまっていました。楽しくなって冗談が過ぎることもありましたし、逆に怒りの感情が抑えきれなくなるということもありました。また、その時は看護学校に通っていたのですが、授業中に息苦しさを感じてしまい、教室にいられなくなってしまったこともありました。副作用の欄に「呼吸困難感」という項目はなかったと思いますが、私の場合はじっとしていられない程の息苦しさを感じたのを覚えています。

結局、私はただの「うつ」ではなく、しばらくして「双極性障害」の診断に変わりました。双極性障害は、簡単に言えば超ハイテンションとうつ状態を繰り返す、昔でいうところの「そううつ病」です。ただのうつの人には抗うつ薬で良いのですが、双極性障害だとは診断がつかない状態で抗うつ薬を飲めば、躁転(超ハイテンションになる)してしまうことがあります。そのため、双極性障害は、気分安定薬という薬を内服し気分のムラをなくすという治療をしていく必要があるのです。

その時の状態に応じて、医師も薬の種類を変えます。私もうつ状態を繰り返したので、何種類も薬が変わったり、追加されたりして今の寛解状態(安定を維持している状態)を保っています。薬の副作用の項目には、それぞれの薬の種類で色々な項目が記載されていますが、実際に様々な薬を飲んでみて分かる感覚があります。自分にはもしかしたら合わないかもしれないという状態になることもあります。

そのため、薬と上手く付き合っていかねばならないのです。私は、眠気が来たり、手先がしびれたり、集中力が低下して、視野が狭くなったりするような感覚になったり、光がまぶしく感じてしまったりと、今までたくさんの薬の副作用を体験してきました。本当に自分に合わない薬であれば、医師に相談するのも良いと思いますが、薬が自分の体に合ってくるまで時間がかかることがあります。

精神科の薬を飲んで、目指すところはどの病気も「寛解状態を保つ」ところだと思います。病気の再発を予防し気分が安定して、社会生活を送れること。適切な判断や適切な言動ができる状態を保つことが目標になるのだと思います。薬が自分の体に合ってくるのを待つ忍耐力もいるし、薬に自分を合わせていく必要もいるのかなと思います。薬を飲むということは、良いことばかりでなく、副作用という悪いこともあります。それらと上手く付き合っていかなければならないし、寛解状態を保つためにはある程度長い期間内服を続けなければなりません。私の場合は一生です。

とにかく、薬を飲んでいる自分自身を適切にコントロールして、適切に社会生活を送ることを目指す必要があります。それには時間もかかりますし、本を読むだけでは分からない、自分が実体験しなければ分からない感覚を覚えていく必要があるので長期戦になることを覚悟しなくてはならないのです