「うつ」と共に生きるナースマン🌸はなまるの『健康で幸せに生きる方法🌈』心と身体の健康を一緒に保ちませんか☺✨

うつ(双極性障害2型)で苦しみ、精神科での勤務経験もある30代の男性看護師です。双極性障害の当事者団体でも活動しています。病気をしっかりコントロールして心も身体も健康に保ち、幸せになるためにはどう生きたら良いかを考え続けています。実際にやってみて効果があったこと、今考えていること、学んでいること、BOOKレビューなどを紹介していこうと思います。ようやくできました…ダンコたる決意ってのが👍

病気になったことで自分や他人を責めたくなる気持ちはよく分かる。しかし・・・。

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今日は病気で本当に苦しんでいた時によく感じていたことを書こうと思います。仕事がなかなか落ち着かず、休職・転職を繰り返し、家族にも迷惑をかけていると感じて途方にくれていたときに感じていたこと。それは、「なぜ自分がこんな地獄を味合わなければならないのか?」ということ。他の人は普通に生きれるのに、なぜ自分は真面目にやっても普通に生きることができないのか。

それがなかなか冷静には考えることができなかった。そして自分を責めるのです。過去を振り返り、あの時あんな事がなければとか、あの時あの選択をしなければもっと楽に生きることができて、病気になることはなかったかもしれない。過去の自分を悔いるのです。そして、今の自分を心から情けなく、みじめに感じるのです。自分はダメな人間なんだ、生きてる意味はない、家族もこんな父親じゃなかったらと思っているのではなどと、とにかく自分を痛めつけようとします。本当につらかった。

そして、自分がこうなったのは、人のせいでもあるとも思うのです。怒りです。家族に対して、親に対して、職場に対して、社会に対して、自分が病気になったのは他者のせいだと感じるのです。そして、他者との関係に距離をとるようにもなりました。人と関わりたくないと。私も情けない自分を見せたくないし、他者もこんな自分と関わりたくはないだろう。それならこっちから離れようと。本当に寂しく、悲しい人生ですよね。

冷静に考えれば、原因はそんなことではないと思えるはずなのですが、感情的になっていた私はそれを理解することができず、自分を責め、人を責めました。

私がもし独身だったとしたら、ずっと自分と人を責め続ける人生を歩んでいたかもしれません。明るい未来を夢見て生きることを諦めただろうと思います。しかし、私は家族がいた。私一人がみじめな人生を歩むだけなら、それでも良いとあきらめがついたかもしれなかったのですが、家族にはみじな想いはさせたくないという想いがずっとありました。

だから、数年も時間がかかりましたが、自分は変わらないといけないと少しずつ思うようになっていったのです。当時の私は家族に対しても素直な気持ちを話すことができなかったのですが、勇気を出して妻に「辛い今の状況、頑張ろうと思うのだけれどどうしようもない状況、でも何とかしようと思っている」ということを涙ながらに語ったのです。

私の双極性障害やうつなどの精神疾患になる原因ははっきりとは分かっていません。遺伝的な要素もあるそうですが、元々の気質、人間関係でのストレスや無理な生活をし続けたことなど様々な要因があるのです。だから病気になった原因を探ったところで、原因は一つだけではないでしょうし、結局はっきりとは分からないのです。

主治医に言われて印象に残っている言葉があります。

「あなたが病気になった原因を研究したとして、それが何十年もかかって分かったって何の意味もないんよ。問題なのは、今、これからをどう生きるか、でしょ?」

確かに、と思いました。

看護師になり障害には受容過程があることを学びました。キューブラーロス、フィンク、ションツ、コーンなどの人達がそれぞれの障害受容過程を提唱していますが、私の場合で一番近いのは、ションツです。

ションツの障害受容過程とは、

①最初の衝撃
「私にそんなこと。そんな訳ないじゃん」ショック・不安から混乱する時期
②現実認知
「これは現実に私に起こっていることなんだ」と現実を頭で認識する段階
③防衛的退行
現実逃避や怒りなどで自分の身を守ろうとする段階
④承認
生じた現実を避けることができないと分かり、現実に再度直面する段階
⑤適応
「自分らしく生きよう」と自分自身を再構築する段階

これらの過程は、基本的には順番に進んでいきますが、前の段階に戻ってしまったり、最後の適応の段階まで進めなかったりする場合もあります。

病気になった原因を考えたり、自分や人を責めたり、つらかった過去を嘆いていたい気持ちはよく分かる。しかし、現実に私は双極性障害という病気なのです。一生付き合わなければならないという現実を受け入れるしかないのです。そして、病気を受け入れて、私が幸せに生きるためにはどう生きていけば良いかをポジティブに考えながら、前に進んでいくしかないと思っています。

ションツの障害受容過程において、私は、⑤適応段階にきていると感じています。