今日は、規則正しい生活リズムを保っているにも関わらず、体調が良くない日があるということを話したいと思います。
私は双極性障害Ⅱ型という病気を持っており、無理をしたり生活リズムが狂ったりすると、調子を崩しやすいということは以前お話しました。私の場合、調子を崩すとは具体的にどんな状態になるかと言うと、まずは頭がボーッとするということが一番困りごとです。集中しようと頑張るのですが、普段の調子にはすぐには戻りません。
次に困るのが、いつもは普通に会社の人とコミュニケーションをとっており、何とも感じないのに、調子を崩すとなぜかとても緊張してしまうのです。自分に自信がなくなる。自分の判断が鈍り、本当にこれで良いのだろうかとソワソワして変な汗をかきます。もしかすると、一緒に仕事をしている人は、「こいつ今日どうした?」と感じているかもしれません。私は調子が悪いのを隠すので精一杯で、それにエネルギーを使い仕事の質はいつもの半分以下だろうと思います。
このように調子が崩れると、仕事でとても苦しむし、以前はこれがきっかけとなり徐々に心的エネルギーが切れてきて重度のうつになり休職というパターンでした。
まずは、調子を崩さないために、規則正しい生活リズムを保ち、朝散歩、定期的な運動を欠かさないことなどを意識しなければなりません。細かいことを言うと、コーヒーは14時以降は飲まないとか、手帳を使い自分の調子の推移をチェックするなど色々しています。とにかく私の場合は徹底して体調管理をします。
しかし、万全の体調管理をしているにも関わらず、調子が悪い日があるのです。
例えば、日中の刺激が強いと、夜間脳が覚醒して眠りが浅くなり次の日調子が悪いです。仕事で自分の得意な部分でエネルギーをある程度出しても夜は眠れます。しかし、自分の不得意な部分でエネルギーを出し過ぎると脳疲労が強く、また脳のギアが下がらずに夜間覚醒してしまいます。
それから、私の場合は天気がものすごく体調に影響します。雨が降ると、湿度と気圧にやられ、頭は重く、気分もどんよりしてしまい調子が良くありません。
ということで、いくら万全の体調管理をしていても、調子が崩れるときはあります。しかし、以前のようにうつ状態まで落ちることはなくなりました。回復するには、健康な人に比べ時間がかかるかもしれませんが、調子が悪い時は無理をしないとか、仕事が思うようにいかなくても「そんな日もあるさ」と割り切るとか、休みの日は一日ダラダラしたりして体力の回復に努めるようことを意識して生活していると、体調が悪い日を少しずつやり過ごせるようになってきました。
そして最も大切なこと。それはやはり、どんな時も規則正しい生活を守ること。本当に疲れた時は一日寝るのもいいと思います。しかし、できるだけいつも通り生活をすることを心掛けることが大事だと思っています。
7月21日にTwitterへ下記のような投稿をしました。
「不眠の原因が不安などによるものではなく、前日の刺激の強さなどによる脳の過活動が原因のこともある。不安が原因であればその不安を取り除かないと不眠は続くだろうが、ただの刺激による脳の過活動が原因の一時的な不眠なら、日頃の規則正しい生活習慣があれば恐れるに足らない」と。