「うつ」と共に生きるナースマン🌸はなまるの『健康で幸せに生きる方法🌈』心と身体の健康を一緒に保ちませんか☺✨

うつ(双極性障害2型)で苦しみ、精神科での勤務経験もある30代の男性看護師です。双極性障害の当事者団体でも活動しています。病気をしっかりコントロールして心も身体も健康に保ち、幸せになるためにはどう生きたら良いかを考え続けています。実際にやってみて効果があったこと、今考えていること、学んでいること、BOOKレビューなどを紹介していこうと思います。ようやくできました…ダンコたる決意ってのが👍

職場にカミングアウトした方が良いか、しない方が良いか。

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先日Twitterに下記の内容の投稿をし、多くの方から反響を頂いた。

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病気を隠して入職して2ヶ月目に、いたたまれなくなった私は、双極性障害だと上司に打ち明けた。

親切で優しい方だった。分かって頂けると思った。

その日の退社時間に声をかけられ、個室に通された。

そして、こう言われた。

「一身上の都合にして、退職して下さい」

夢を見ているようだった。
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以前の記事で、職場にカミングアウトする事のメリットについてお話した。確かに、今の職場では私が双極性障害であることを伝えて入職し、上司の理解を得ることもできており、少しの配慮をして頂いて仕事を続けることができている。そういう意味では、私の場合は、カミングアウトして良かったと今では思っている。

しかし、Twitterで投稿した内容の通り、私はカミングアウトして失敗した経験もある。もう少し詳しい話をすると、自主退職を迫られた職場は、精神科病院である。

私は、精神科病院なら、私の病気を理解してもらえると思っていた。双極性障害という病気を自分自身が経験しているから、精神疾患で苦しむ患者さんの気持ちをよく理解できるのではないかと考えたのだ。

退職を迫られた時は、本当にショックだったし、上司を恨んだ。しばらくの間、立ち直ることができなかった。このまま私の人生は終わるのかと強く不安を抱いた。

ただ、考えてみると、精神科病院であるため、双極性障害がどんなものかということはしっかりと理解しておられるはずだ。もしかすると、私が単純に経歴詐称でクビになったのではなく、双極性障害を抱えたままこの職場で仕事を続けることは、おそらく無理だろうと判断されたのしれない。

いずれにしても、今の私にとっては過去の事であり割り切ることはできている。辛い内容であり、その精神科病院にご迷惑をおかけすることになったが、良い経験ができたとさえ感じることができている。

カミングアウトすることで良い事も悪い事も経験した私であるが、職場に病気を伝えた方が良いかしない方が良いかは、無責任な言い方かもしれないがケースバイケースだと思う。

双極性障害の病状も人それぞれだ。私の主治医からは、夜勤を続けていても再発しない人もいると聞いた。大事な事は、カミングアウトするかしないかではなく、安定してバランスを取りながら、その職場で仕事を継続できるかどうか。

再発リスクを防げるのは、生活リズムが整う日勤だけの仕事だと思うが、職場によっては仕事内容もハードで長時間残業が当たり前の職場もある。その職場の仕事内容で自分がバランスを取りながら仕事を続けることができる、というのが大事な事。

双極性障害は大変な病気である。再発しないためには色々と注意して生活する必要がある。しかし、別に悪い事をしている訳ではない。職場にそれを黙っていることを後ろめたく感じる必要もない。以前の私は、黙っているのは辛かった。しかし、病気をしっかりと受け入れることができた今では、全く後ろめたさは感じない。

だから、言わなくてもその職場で仕事を続けることができれば、わざわざカミングアウトする必要もないのだ。また職場に伝えることで、配慮をしてもらって仕事を続けることができればそれはそれで良い。要は、カミングアウトした方が良いかしない方が良いかはさほど重要な問題ではなく、病気をしっかりと受け入れて、その職場でしっかりと仕事を続け、自分の役割を果たすことができるかどうかというのが、一番大切なことだと思うのである。