私が双極性障害という病気と向き合ってきて、今は病気をコントロールしながら生活を送ることができるようになってきた。
どうやって病気をコントロールすれば良いかをずっと考えたり、本を読むなどして調べたりして自分で試しながら自分に合う事を取り入れて実践してきた。何でもすぐに効果を感じる事ではないので、根気良く続けながら自分に合うかどうかを判断しながらやってきた。
私は朝散歩・運動・食事・睡眠などを自分に合うような形にして実践している。よく考えると、これは何も、うつ病や双極性障害という病気の人だけが気をつければ良い事ではない。今私が健康維持のために実践している事は、すべての人の健康維持に繋がる事だと思う。私も最近病気をコントロールするためだけにやっているのではないような感じがしてきた。私のテーマである「健康で幸せに生きる」のため。質の高い生活をするため、自分自身と向き合って成長していくために今の生活を続けている。
私は看護師であるが、この双極性障害という病気にならなければ、健康維持などさほど考えることなく生活していたと思う。もしかすると、多くの方が健康維持ということを重要視していないのではないだろうか。病気と無縁の生活をしていればそんなものだろう。
私のように病気の診断がついていない人でも、メンタル不調などの健康問題や何か生きにくさを感じながら生活をされている人もおられると思う。統合失調症と同じで双極性障害も100人に1人に診断がついている。しかし、そのグレーゾーンにいる人も世の中に多くいるそうだ。そういった人に診断がつくかつかないかは別にして、もしかすると、私の知り得た知識や経験を知ってもらい、それらを取り入れた生活をしてもらうことで、メンタル不調が改善したり生きにくさが軽減する人もいるのではないかと思う。
また健康に注意しなくても問題なく生活している人でも、乱れた生活を続けている人はいつか体調を崩すだろう。私は看護師であるため、そういった方を多くみてきた。病気も色んな種類のものがあり、先天性のものもあれば不摂生が原因のものもある。病気で苦しんだ経験のある看護師としては、やはり防げる病気は防いだ方が良いと思う。
健康を保つことの重要性をもっと多くの人に感じて欲しい。どうすれば健康を保てるのかを知って欲しいと思う。
それが双極性障害の当事者として、看護師として私が発信したい事なのだと感じている。